【反撃?_】NBAプレイオフ カンファレンスセミファイナル BOS vs NYK MIN vs GSW
こんにちは!
NBAファン歴15年。かすたーど。です!
本日は、NBAプレイオフ・カンファレンスセミファイナル第5戦、
「ボストン・セルティックス vs ニューヨーク・ニックス」、
「ミネソタ・ティンバーウルブス vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ」
この2試合の速報をお届けします!
1. イースト カンファレンスセミファイナル 第5戦
● ボストン・セルティックス vs ニューヨーク・ニックス
第2シードのセルティックスと第3シードのニックスによるカンファレンスセミファイナル第5戦。
ここまでのシリーズでは、予想を覆してニックスが3勝1敗とリード。前年王者のセルティックスは、ここから3連勝しなければならない厳しい状況に追い込まれている。
さらにセルティックスには痛すぎるニュースが届いた。第4戦の終盤、エースのジェイソン・テイタムがアキレス腱を断裂。今シーズン中の復帰は絶望となった。幸いにも手術は成功したものの、彼の離脱はチームにとって計り知れない痛手だ。
エース不在のセルティックスが意地を見せるのか、それともニックスがシリーズを締めくくるのか。
【試合内容】
シリーズ第5戦はセルティックスの本拠地、TDガーデンで開催された。
序盤はこれまでの試合とは異なり、互いに譲らない一進一退の攻防が展開された。セルティックスはデリック・ホワイトが前半だけで19得点、ジェイレン・ブラウンも17得点と活躍し、得点をリード。一方のニックスはチーム全体でバランスよく得点を重ね、前半を同点で折り返す。
第3クォーター、セルティックスが流れをつかむ。ホワイトがこのクォーターでも12得点と好調を維持し、さらに彼とブラウンのコンビがニックスのエース、ジェイレン・ブランソンをハンティング。ブランソンはこのクォーターで5つ目のファウルを犯し、退場寸前まで追い詰められる。セルティックスは第3Q終了時点で15点のリードを確保。
第4Q、これまでにも逆転劇を演じてきたニックスは再びブランソンをコートに戻し、反撃に打って出る。しかし、得点差はなかなか縮まらない。そして残り時間7分半、ブランソンが6つ目のファウルでファウルアウト。反撃の起爆剤を失ったニックスは、その後もリズムをつかめず試合終了。
試合結果:セルティックス127点 ニックス102点
セルティックスが土壇場で意地を見せ、シリーズ成績を2勝3敗とした。
2. ウエスト カンファレンスセミファイナル 第5戦
● ミネソタ・ティンバーウルブス vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ
第6シードのティンバーウルブズと第7シードのウォリアーズによるシリーズ第5戦。
ここまでの戦績はウルブズが3勝1敗とリードし、ウォリアーズは崖っぷち。1敗も許されない絶体絶命の状況だ。
ウルブズはエースのアンソニー・エドワーズとジュリアス・ランドルが好調で、ここまでのシリーズでも勝負所をしっかりと締め、着実に勝利を重ねてきた。一方、ウォリアーズはエースのステフィン・カリーが初戦で負傷離脱して以来、未だ勝ち星を挙げられていない。この試合もカリーは欠場となり、復帰は第6戦以降になる見込みだ。
ウォリアーズとしては、カリーが戻る前に最低1勝をもぎ取って流れを変えたいところ。対してウルブズは、ホームで勝利してシリーズを決め、カンファレンスファイナル進出を確定させたい。
【試合内容】
シリーズ第5戦はウルブズの本拠地・ターゲット・センターで開催された。
試合は序盤からウルブズが主導権を握る。ウォリアーズは、これまでの試合で得点源となっているエドワーズとランドルへのディフェンスを強化するも、ウルブズはチームとしてFG61%、3P42%という高確率でシュートを沈め、前半を62対47と大きくリードして折り返す。
後半もウルブズのペースは変わらず。追い上げたいウォリアーズだったが、シュート確率の低迷に加え、第3クォーターだけで5つのターンオーバーを記録。反撃の糸口が見つからないまま時間が経過する。
最終第4Qでウォリアーズは点差をやや縮めたものの、21点のビハインドをひっくり返すには至らず、そのまま試合終了。
試合結果:ウルブズ121点 ウォリアーズ110点
ティンバーウルブズが勝利し、シリーズを4勝1敗で制してカンファレンスファイナル進出を決めた。
3. 今日の試合の注目ポイント
ポイント1:セルティックス デリック・ホワイトの活躍
昨年のオリンピックでアメリカ代表にも選出されたデリック・ホワイトが、この試合でテイタム不在のセルティックスを救う大活躍を見せた。
FG56%、3P54%といずれも高確率でシュートを沈め、キャリアハイに迫る34得点を記録。スコアリング面での不安が囁かれていたセルティックスのオフェンスを、終始牽引する存在となった。
ポイント2:終盤にいないブランソン
このシリーズでは、終盤の勝負所に必ずと言っていいほど存在感を示してきたジェイレン・ブランソン。彼を中心に数々の逆転劇を演じてきたニックスにとって、今回のファウルトラブルは大きな誤算だったに違いない。
そのブランソンに対して執拗にアタックを仕掛け、早々にファウルを重ねさせたセルティックスの戦術は、非常に効果的で見事だった。
ポイント3:ウルブスのシュート効率
ウルブスはリーグ内でも3Pシュートを多用するチームのひとつだ。現代NBAのトレンドとして多くのチームがそうなりつつあるが、ウルブスの特徴は、試合のペースを落としながら、効率の高い3Pシュートを確実に打ち切るスタイルにある。
この戦術の中核を担っているのが、アンソニー・エドワーズやジュリアス・ランドルといった1on1能力の高いスコアラーたちだ。彼らが攻撃の起点となることで、ロールプレイヤーたちにオープンな3Pのチャンスが生まれる。
理屈の上では、彼らスコアラーが不調であればロールプレイヤーに集中すればよく、逆にロールプレイヤーが沈黙すればスコアラーに的を絞ればいい。だが、ウルブスはその理屈を打ち破るように、高確率で3Pを沈めてくる。確率で上回られてしまえば、対策も通用しない。それが今のウルブスの強さである。
4. 今後のプレイオフ展望
● 一矢報いたセルティックス ホームへ帰還できるか
セルティックスが第5戦に勝利し、シリーズは2勝3敗に。依然として崖っぷちの状況には変わりないが、次戦を制すればホームでの第7戦に持ち込むことができる。
ここまでのシリーズでセルティックスは、勝敗こそ不利に見えるものの、試合内容では大きくリードした展開も少なくない。特に勝利した2試合は、いずれも大差をつけてのブローアウト。今日のような内容を次戦でも再現できれば、逆転でのカンファレンスファイナル進出も現実味を帯びてくるだろう。
● ウルブス 一足先にカンファレンスファイナルへ
今日の勝利でカンファレンスファイナル進出を決めたウルブス。対戦相手はサンダーかナゲッツのどちらかになるが、いずれも手強い相手であることは間違いない。
守備力に定評のあるサンダー、リバウンドで優位を築くナゲッツ――どちらが勝ち上がってきても、ウルブスにとっては簡単なシリーズにはならないだろう。ウォリアーズ戦のように高確率でシュートを沈める展開を再現できるかどうかが、勝敗を分ける大きな鍵になりそうだ。
5. まとめ
この記事ではNBAプレイオフの速報をお届けしました!
- ✔イースト カンファレンスセミファイナル 第5戦
- ✔ウエスト カンファレンスセミファイナル 第5戦
- ✔今日の試合の注目ポイント
- ✔今後のNBAプレイオフ展望
両カンファレンスで、ついにファイナル進出を決めたチームが現れましたね。
イーストではペイサーズが待ち受け、迎え撃つのはセルティックスかニックスか。
ウエストではウルブスが先に駒を進め、サンダーとナゲッツの激闘の勝者を待ち構えています。
どのチームが最後まで勝ち残るのか──瞬き厳禁で、引き続き追いかけていきましょう!
コメント