【第3弾】NBA観戦体験記 試合編
こんにちは!
NBAファン歴15年。かすたーど。です!
「夢が叶った」と言ってしまっても大袈裟じゃない。あの日、ずっと憧れていたNBAの試合を、ついに現地で生で観戦した。テレビで何度も観てきたスター選手たちが目の前にいて、コートの音や観客の熱気が、身体にビリビリ伝わってくるーー。
この記事では、その試合中に感じたこと、見えたもの、全部ありのままに書いていきたい。
1. 選んだ試合・ハイライト
● Los Angeles Lakers vs Golden State Warriors
僕が初めてのNBA観戦で選んだ対戦カードは、3月16日に行われたレイカーズ対ウォリアーズの一戦。
その理由はもちろん、レイカーズのレブロン・ジェームズと、ウォリアーズのステフィン・カリーを見るためです。
主に2010年代のNBAを見てきた僕にとって、この2人の対戦以外は考えられませんでした。当然ながら、この日の注目選手は彼らの2人。
とはいえ、他にも見たかった選手はたくさんいました。
レイカーズにはアンソニー・デイビスや八村塁、ウォリアーズにはクレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンと、全盛期をリアルタイムで見てきた選手ばかり。
さらに美味しい誤算だったのが、このシーズンオフにウォリアーズに移籍していたクリス・ポール。
彼も「一度は見てみたい」と思っていた選手の1人だったので、まさか現地で観られるとは思わず、本当に嬉しかったですね。
ちなみに、父の影響で90年代のNBAもよく見ていたので、ウォリアーズの監督スティーブ・カーを実際に目にできたのも感動ポイントでした。
● ハイライト
正直に言うと、見たすべてがハイライトでした。
本当に「見たいプレーは全部見られた」と思える試合で、僕の中では100点満点の観戦体験です。
この日のウォリアーズは、カリーとトンプソンが好調だったおかげで、ロールプレイヤーたちも生き生きとプレー。
一方のレイカーズは、レブロン・ジェームズがシーズンハイの大活躍!
残念ながらアンソニー・デイビスは第1Q途中で負傷退場してしまいましたが、それでも見応えのあるシーンばかりでした。
その中でも、特に印象に残った3つのハイライトを紹介します。
① 世界1のテニスプレイヤー ノバク・ジョコビッチ
試合のプレーではないのですが、個人的に強く印象に残っている“もうひとつのハイライト”があります。
それは、観戦に訪れていたセレブリティたちを実際に見られたこと。特にびっくりしたのが——ノバク・ジョコビッチ。
言わずと知れた、世界No.1テニスプレイヤー。
僕自身はテニスにそこまで詳しいわけではないし、もちろんテレビ越しでしか見たことはありませんでした。
でもそのジョコビッチが、目の前にいるんです。NBAの試合を、観客として楽しんでいる姿。これって、ちょっとすごくないですか?
彼がいつもどこに行くかなんてわからないし、僕がこの試合を選んでいなかったら、絶対に出会えなかった偶然。
だからこそ、「こんな奇跡みたいなタイミング、あるんだ」と思いました。
ジョコビッチをオフモードで見られたというのは、もはや“自慢できる宝物”です。試合とあわせて、最高の思い出になりました。
② 幻のステップバック3ポイント
これは知る人ぞ知る、“幻のシュート”です。
第4クォーター、レイカーズがビハインドの中でレブロンが怒涛の連続得点。
その流れで、左コーナーに移動しながらややステップバック&フェイドアウェイ気味に放った難度MAXの3ポイントシュートを見事に沈めました。
……が、オフィシャルレビューで「サイドラインを踏んでいた」と判定されてノーカウントに。
ADは怪我、チームメイトも不調。そんな中で、1人で勝利をもぎ取りに行くレブロンの姿に、改めて「とんでもない選手だ」と実感させられました。
③ 24秒タイマーの故障(まさかの“口頭カウント”)
これをハイライトと呼んでいいのか迷いましたが、個人的には忘れられない「珍事件」です。
第4クォーター終盤、24秒ショットクロックが突然故障。試合が何度も中断され、最終的に不具合が直らず……なんとスタッフがマイクで秒数を口頭カウントするという展開に。
レイカーズが追い上げムードだっただけに、レブロンもボールを叩きつけてストレスをあらわにし、観客からもブーイング。中には席を立つ人もいました。
普通なら「せっかくの初NBA観戦が…」とガッカリしそうな場面ですが、長年NBAを見てきた僕でもこんなトラブルは初めて。
むしろ「これはこれでいい思い出」と思えたので、今となっては笑える“ハイライト”です。
2. 会場の雰囲気
● ファンの反応・歓声
レイカーズのホームであるクリプト・ドットコム・アリーナは、とにかくスケールの大きな会場でした。
光や音の演出、パフォーマーたちのショーなどが絶え間なく続き、まるでテーマパークにでも来たかのような感覚になります。
日本のスポーツ観戦では、好プレーが出たときに拍手が起きる程度で、謙虚な姿勢が美徳とされることが多いですよね。
これはこれで素敵な観戦スタイルだと思いますが、アメリカは全くの別世界でした。
好プレーが出れば、敵味方関係なく歓声が上がる。
一方で、判定へのブーイングは会場が揺れるほどの迫力。
まさに、感情を全力でぶつけ合うような観戦スタイルでした。
アメリカでは、日常的にバスケットボールに触れられる環境があり、スポーツとしてとても身近な存在。
だからこそ、観客自身もより深く入り込めるんだと感じました。
何よりも印象的だったのは、観客一人ひとりの“熱量”の高さです。
「自分が応援して、このチームを勝たせるんだ!」という強い意志が、会場全体から伝わってきました。
スポーツを観ているだけなのに、心が熱くなる——そんな空間でした。
個人的には、NBAで体験したような観戦スタイルの方が断然好みですね。
3. 試合後の余韻
● 試合後の会場の空気
ハイライトでも触れた通り、試合終盤にショットクロックが故障した影響もあり、終わりの雰囲気はあまりよくなかったと思います。
さらに、試合結果としてもレイカーズが敗れたため、試合終了と同時にそそくさと帰る観客も多く、どこか淡々とした空気が漂っていました。
でも、この辺りもまた「アメリカらしさ」なのかもしれませんね。
ただ、僕にとってはそんなことすら些細なことでした。
初めてのNBA観戦で、長年の夢が1つ叶った瞬間。
勝敗やトラブルよりも、その事実だけで胸がいっぱいでした。
帰る気にもならず、しばらく座席に残って、ただただその余韻に浸っていたのを覚えています。
4. 初めての試合観戦の感想
● 夢が叶う瞬間
僕にとって、NBAを現地で観戦することは、人生でたったひとつの夢でした。
もちろん、他にも「ここに行ってみたいな」と思う場所はあります。でも、“絶対に叶える”と心に決めていたのはNBA観戦だけ。
ずっとテレビ越しに追いかけてきた選手たち。
特に、レブロン・ジェームズとステフィン・カリーの対戦を、この目で見ることが自分にとっての夢の中心でした。
小さい頃、両親が「マイケル・ジョーダンの試合を観に行けばよかった」と何度も口にしているのを聞いて、
「絶対に、自分の目でレジェンドを見るんだ」と決めていました。
その夢が、現実になったあの瞬間。
誰もが夢を叶えられるわけじゃないからこそ、席に着いた瞬間、涙が自然にあふれたのは、今となっては当然のようにも思えます。
あの日の光景も、あの空気も、あの感情も——全部、一生物の思い出になりました。
5. まとめ
- ✔ 夢の試合カードを選択!
レイカーズ対ウォリアーズを選んだ理由は、何よりもレブロン・ジェームズとステフィン・カリーという、テレビでは味わえなかった対決を直に体験するためだった。 - ✔ 数々のハイライトが心に残る試合
ウォリアーズのスターコンビの活躍に加え、印象的だったのは、ノバク・ジョコビッチの偶然の登場、幻のステップバック3ポイントシュート、そして24秒タイマー故障という一風変わったシーンも。どれもが“見たすべてがハイライト”と呼べる瞬間でした。 - ✔ 巨大なアリーナで感じた熱気とエンターテイメント
クリプト・ドットコム・アリーナの壮大なスケール、まるでテーマパークのような演出、そして観客一人ひとりが全力で応援する熱い雰囲気。アメリカならではの日常の延長として根付くスポーツ文化が、会場にあふれていました。 - ✔ 試合後の余韻と現実
ショットクロック故障やチームの敗北といったマイナス要素もあったが、夢を実現したことへの感動がそれを打ち消すほどに、観戦当日の経験はかけがえのない一生の思い出に。 - ✔ NBA観戦が“生きた体験”だった
テレビ越しでは決して味わえない、身体で感じる迫力や熱気、そして夢を叶えた瞬間の感動。これが、僕にとってNBA観戦の真髄であり、今後もずっと忘れられない宝物です。
試合が終わった後も、心にはずっと熱が残っていました。
あの夜の音、光、歓声……。すべてが「NBAを観に来てよかった」と思わせてくれるものでした。
こんな体験を、誰かの背中を押すきっかけにできたなら、それもまた嬉しいことです。
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